観葉植物・ハイドロコラム

2024.04.19

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人が室内に植物を求める理由とバイオフィリア仮説

植物が人に与える印象

オフィスや飲食店のみならず、人々が関わる空間全てに植物が交わることで、
その空間に潤いを与えることができます。
しかし、そのような空間を具体的にどのように実現していったら良いのでしょうか。

その代表的なサービスとして観葉植物のレンタルがあげられますが、
その大前提として、そもそも、なぜ人は室内に植物を求めるのか?
ということについてお伝えしたいと思います。

植物の効果として、癒しであったり、空気浄化の効能であることがよく言われています。
ただ、その効果を感じる度合いは、人によってさまざまかもしれません。
しかし、プラスに働くことはあってもマイナスになるという話は聞いたことがありません。
植物が視界に入ると、気分が悪くなるという人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

バイオフィリア仮説とは

人は元来、植物が好きであるというバイオフィリア仮説という考え方があります。
アメリカのエドワード・O・ウィルソンという研究者により広められました。

バイオフィリアとは「生物、あるいは生命のシステムに対する愛情」を意味してます。
人間が潜在的に他の生物との結びつきを求める傾向、本能があると伝えています。

この本が出版されたのは、1993年ですが、現在この仮説を基に発展した建築や設計などが
バイオフィリックデザインとして考えられています。

バイオフィリックデザインと緑化

「バイオフィリックデザイン」とは、人間が中心に考えられるデザインや原理の中に
バイオフィリア仮説を適用し、建物のなかでも自然とのつながりを保ち続けるデザインです。

これは、精神的、肉体的な幸福感を向上させるために効果があると証明されており、
建物や空間内での認知機能も向上されます。また、オフィスに置いては、
スタッフのストレスを軽減し、元気を取り戻し、集中力を向上させる事が期待できます。
お客様に滞在していただく場所では、リラックスや快適性を向上させます。

例えば、ほぼ同じサービスを提供する、AとBというお店があったとします。
唯一の違いは、植物の有無です。この場合、ほとんどの人がA店を選びます。
それは、私たちの心や体が理屈ではなく、
本能的に植物とのつながりを欲していることの一つの証明かもしれません。

ビジネスにおいて、この空間で活動する人たちに向けてどのような環境を用意すべきか、
室内の植物サービスを利用する上で、是非お考え頂きたい点です。

Green plants in botanical garden indoor. Sunshine in panoramic window. Fresh natural background.