導入事例

ご依頼を頂いた先生方々とは、お打合せを通じてハイドロカルチャーの知識を事前に共有しましたが、学生さんとの共有はできていませんでした。
そこで、後日ワークショップの機会を設けさせていただきました。学生さん達にハイドロカルチャーとはどんなものなのか、スライドによる説明と実際の植物の植え込みをして頂きました。
体験を通じて楽しみながら理解と関心を高めて頂くことが出来ました。
その後、この空間にどのような植物を設置したいかというディスカッションを行い、学生さんから様々なアイデアを頂きました。
また、ワークショップ終了後、アイデアと設置条件にあわせ先生方と打合せを重ね具体的な提案を作成していきました。

ワークショップから約2か月後、実際の施工を行いました。プランターの設置や植物の配置などは、当社のアドバイスの元、学生さん主体で作業をして頂きました。
ワークショップの際に植えて頂いた植物は、1鉢も枯れることなく順調に生育していましたので、ハイドロカルチャーの事をよく理解頂けていると思います。
背の高いカウンターテーブルには、みどりパレットを直線的に並べました。
奥行が短く（約10㎝）でテーブルでの自習等の妨げにならず、また通路側からでも奥が見通せるボリューム感になっています。

ロビーにはくぼみのある壁面があり、こちらには壁面緑化を設置しました。
壁に穴をあける事はできない為、天地で突っ張る形で棚を設置し、みどりコネクトを利用した自動潅水設備のある緑化となっています。給水タンク（ポンプ）はちょうどソファの裏側に隠れるようになります。
また、棚の下面には、植物育成用のLED照明を設置しています。しっかりした光量が得られるため、観葉植物から野菜栽培などへの新たなチャレンジも将来的に可能です。

高専さんで利用していなかったパーテーションを活用し、ソファー裏に設置し、そこに植栽を行いました。パーテーションの内側に防水層を作成し、その中にハイドロ植物を配置していきました。

作業が終了する頃に、リフレッシュになればと思い持参した「葉っぱのスピーカー」から流れる音を学生さんに聞いてもらいました。カークリコという植物に専用の機材を設置し、音楽を流すのですが、一見では音がどこから出ているのかわからず、説明の後、葉を耳に近づけて、皆さんに楽しく聞いて頂けました。